株主・投資家の皆さまへ

株主・投資家の皆様におかれましては、日頃より格別なご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、当社グループは2022年8月に公表いたしました3ヶ年の中期経営計画について、内外の変化を反映させた中期経営計画ローリングプラン（2024年6月期～2026年6月期）を2023年8月に公表いたしました。本ローリングプランでは、社是および経営理念に基づいた経営の継続とともに、中期テーマに「成長と更なるイノベーションの創出」を掲げ、「顧客・社会のDX推進の基盤となるサービスの拡充」「多様な人材の成長と活躍」「ESG経営の強化」を重点分野として、引き続き積極的な事業展開を図ってまいります。

また当社グループは、2022年6月30日時点において、プライム市場の上場維持基準のうち「流通株式時価総額」の基準を充たしていない状態にあったため、中期経営計画に基づく諸施策の推進及び業績拡大と利益率の上昇を図ることにより企業価値の向上に取り組んでまいりました。この取り組みにより、流通株式時価総額の構成要素である株価が上昇した結果、2023年6月30日時点で上場維持基準の全ての項目に適合いたしました。

当社グループは今後もプライム市場の上場企業として、業績目標の達成はもとより、高い水準のガバナンスやサステナビリティへの取り組み等に励み、企業価値を一層高めてまいる所存です。今後ともより一層のご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

2023年6月期概況および2024年6月期見通し

2023年6月期は、おかげさまをもちまして全事業セグメントが好調に推移し、売上高は前期実績および期初見通しをともに上回る19,267百万円（前期比18.9％増）となりました。また各利益につきましては、営業利益は1,456百万円（同21.7％増）、経常利益は1,465百万円（同23.1％増）、親会社株主に帰属する当期純利益は1,009百万円（同28.5％増）となり、売上高・利益ともにそれぞれ過去最高となりました。

今後につきましては、ロシアによるウクライナ侵攻及び原油をはじめとした物価の高騰、円安の急激な進行等による影響などにより経済環境は不透明な状況にありますが、企業における競争力と成長力の強化に向けたデジタル革命や業務効率化などへの取り組みは継続されており、中長期的にはＩＴ投資は拡大するものと考えております。当社グループはその中でも特に企業におけるＤＸ推進のためのクラウド関連サービスやデータ分析基盤等を注力領域としてビジネス基盤の強化を継続的に行ってまいります。