建築業向け工事情報管理システム
「建て役者」をベースとした工事管理システムの導入
(オープンハウス・ディベロップメント)
事例について
概要
弊社が提供する住宅建築業向け工事管理システム「建て役者」をベースにして、戸建工事で利用する積算・工程管理システムを開発しました。
作業内容
「建て役者」をベースとした工事管理(積算・工程管理)システムの導入
お客様情報
オープンハウス・ディベロップメント 様
- 業種 :
- 建設業
- ご紹介:
- 物件の開発・企画から設計・施⼯、販売、アフターフォローまでトータルに⾏う、オープンハウスグループのディベロッパー
事例内容
オープンハウス・ディベロップメント(OHD)様では従来、主にExcelを利用して戸建工事の工程管理を行っていました。しかし事業規模拡大に伴い着工戸数が年間数百戸のペースで増加する中、組織として工程をより正確に把握、管理する必要が生じていました。また、取引業者との発注請求処理の作業が膨大な量となっており、その軽減なども課題となっていました。
これらの改善のため、2014年10月より、弊社は「建て役者」をベースとして、土地仕入、建物、EDI連携(電子取引)による取引業者への発注、工程、追加変更、契約管理、アフター管理など戸建工事にかかるほぼすべての管理を行うことができる積算・工程管理システムの開発を行いました。
本システムの導入による主な効果は次のとおりです。
①工期短縮
工程の見える化により、工期遅延が発生した場合の速やかな対処や、各工程のスムーズな連携が可能となり、工期が短縮されました。
②事務作業の軽減
EDI連携導入により取引業者との発注請求処理が簡易化され、バックオフィスでの事務作業の軽減につながりました。戸建工事の場合、1現場でおよそ80通の発注書が必要ですが、そのうち約9割をEDI利用に切り替えることができ、OHDと取引業者の間でのFAXでのやり取りや、発注書のファイリングといった作業が不要となりました。また、現場担当者などの会議資料や管理資料作成業務も軽減されました。
③データ分析
物件の施工関連のデータが集約されたことに伴い、BIツールと連携することで、建物坪数による平均工期などをリアルタイムで分析できるようになりました。これにより工事の改善ポイントが発見でき、担当者による工期の差の抑止などの標準化を進めることが可能になりました。
④業務改善
EDIや会計システムとの連動による決算業務の効率化や、他ツールとの連動による現場監督の業務効率化などの業務改善につながりました。
システムの機能
戸建て工事にかかる以下情報の管理
項目 | 内容 |
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土地仕入 | 住所、土地面積、整地状態、収支計画など |
建物(積算) | 施工可能面積、階数、想定間取り、予算、発注、支払いなど |
工程(設計・施工) | 着工前後の進捗管理、予実管理、遅延・漏れの管理、半自動での支払査定など |
EDI連携による取引業者への発注 | 依頼内容、期間、発注、発注請け、作業完了、支払通知など |
追加変更 | 標準仕様に対する追加仕様など |
契約 | 契約、引渡書類セット、決済、引き渡しなど |
アフター | 引き渡し後の追加工事、定期点検など |
システムの全体イメージ
株式会社オープンハウス・アーキテクト 経営企画部 部長 鈴木様
株式会社オープンハウス 管理本部 情報システム部 課長 京橋様
担当より
「建て役者」は建築業向け工事情報管理システムとしてさまざまなお客様にご利用いただいております。また、お客様のご意見を伺いながら日々、バージョンアップも行っており、カスタマイズも承ります。どうぞ、お気軽にご相談ください。
事例情報
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お客様の課題
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- 事業規模拡大に伴い着工戸数が年間数百戸のペースで増加する中、組織として戸建て工事の工程をより正確に把握、管理する必要が生じていた
- 取引業者との発注請求処理の作業が膨大な量となっていた
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導入効果
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- 戸建工事において着工から完工までの工期が短縮
- 事務作業の軽減