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STS Now

システムサポートからのお知らせです。

2019年11月13日

システムサポート、アダストリアの情報分析基盤をAWS上で構築
~「Incorta Enterprise Analytics」を利用、リアルタイムにデータを可視化~

 株式会社システムサポート(本社・石川県金沢市、代表取締役・小清水良次、以下STS)は、株式会社アダストリア(本社・東京都渋谷区、代表取締役会長兼社長・福田三千男、以下アダストリア)の情報分析基盤を、米国Incorta Inc.が提供する「Incorta Enterprise Analytics」(以下Incorta)を利用しアマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)上で構築しました。導入は2019年5月に約1週間という短期間で実施し、リアルタイムかつ簡単に売上や在庫等のデータの可視化ができるようになりました。なお、Incortaの導入は本件がアジア初です。

 アダストリアは、「グローバルワーク」「ローリーズファーム」などカジュアルファッション専門店を国内外で17ブランド、約1300店舗展開しています。業務やビジネスの変化が非常に大きい昨今、POSなどが持つ売上や在庫等のデータをリアルタイムかつ簡単に可視化でき、経営判断や店舗運営に役立つような情報分析基盤の構築が急務となっていました。
 この課題を解決するため、システムサポートはデータ活用のための統合的な基盤として米国Incorta Inc.が提供するIncortaを提案。2019年1~4月にかけてPoCを実施し、短期間でデータの可視化(帳票化)が実現でき、また一度可視化したデータの更新も随時行えるため常に最新の状態でユーザへ提供が可能であることなどを検証しました。
 導入作業は2019年5月に約1週間という短期間で実施し、AWS上に構築。初期導入時のスピード感やコストに優れ、状況の変化にも柔軟に対応できるAWS環境は、Incortaの基盤として最適でした。これによって売上や在庫等のデータの可視化ができ、たとえば店舗で当日の販売状況や積送品を含めた在庫状況をリアルタイムで把握できるようになりました。

■Incorta利用によるメリット

  • ①短期間でデータの可視化(帳票化)を実現
    • Incortaはデータソースのメタデータを取り込み、論理的にスキーマ定義を実施し、定義したスキーマへデータを直接ロードするという手法であり、実際のデータを見ながら構築を進めることができるので手戻りが少なく、データの可視化(帳票化)が3~6日で可能(一般的なDWHではデータソースを選定し、データの加工、集計などを行うため、データ可視化まで時間を要する傾向にある)
    図:一般的なDWHとIncortaのデータ可視化(帳票化)までの流れ
  • ②リアルタイムでのデータ更新
    • Incortaではデータは圧縮され、インメモリ上で処理されるため、大規模データであっても高速に更新可能(一般的なDWHは、データの鮮度を保つために高頻度でのデータ連携を行うと運用のコストが大きくなりがちな傾向にある)
    • 内部のアーキテクチャはRDBMSではなくSparkベースの独自技術Direct Data Mappingで取り込まれたデータの集計処理等を行うため、テーブルのジョイン数にパフォーマンスが左右されことはない(一般的なRDBMSはジョイン数が増えるほどパフォーマンスは低下する傾向にある)

     STSは今後、今回の事例公開を手始めに、セミナー登壇など、外部への露出機会を増やしながら新規並びに既存顧客へのアプローチを強化し、年間5ライセンス程度の販売を目指します。

●株式会社システムサポートについて

 1980年の会社設立以来、ITを活用したシステムの企画から開発、運用・保守までのサービスをワンストップで提供するだけでなく、オリジナル製品である建て役者(工事管理ソリューション)や、クラウド工房 powered by AWS(クラウドソリューション)の提供など、お客様のICT環境を支援するサービスを幅広い業界で提供しています。

●Incorta Enterprise Analyticsについて

 Google Venturesが投資するIncorta Inc.が提供する、散在する複雑で膨大なビジネスデータを容易に抽出・統合し、思考の速度でAnalyticsを実現する、All-in-oneの情報分析基盤です。リレーショナル・データべースは勿論、Hadoop、フラットファイル、各種業務アプリケーション等、幅広くデータソースに対応しています。データソースのメタデータ(値ではなく定義のみ)を取り込み、迅速かつ柔軟に論理的なスキーマ定義をおこなえます。
https://www.zdh.co.jp/incorta/iea.html

本件に関する報道関係者のお問い合わせ先

株式会社システムサポート 経営企画部
コーポレートコミュニケーション担当
城(きずき)
〒163-0226 東京都新宿区西新宿2-6-1
TEL:03-3342-9611 FAX:03-3342-3952

※記載された製品名および会社名は各社の商標または登録商標です。アマゾン ウェブ サービス、AWSは、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。