株式会社システムサポート（本社：石川県金沢市、代表取締役社長：小清水 良次、以下 STS）は、マイクロソフトが提供する「Azure OpenAI Service」の導入支援サービスを開始したことをお知らせします。ChatGPTをはじめ、GPT-3.5やCodexといった Azure OpenAI Service のサービスに関し、コンサルティングや開発、運用保守まで一貫してサポートし、ユーザー企業におけるスムーズな導入を支援します。また同時に、STS社内の業務（顧客問い合わせ対応やシステム開発）について、Azure OpenAI Service を活用した効率化の実証実験を開始します。

「Azure OpenAI Service」とは

　Azure OpenAI Service とは、人工知能（AI）の開発を行う団体であるOpenAIの技術を、マイクロソフトが企業向けに提供するサービスです。ユーザー企業は、OpenAIが開発したChatGPTやGPT-3.５、Codexなどの言語モデルを、Microsoft Azure（以下、Azure）において利用できます。Azure OpenAI Service は、OpenAIにより無料公開されているChatGPT等のサービスとは環境が異なり、Azure の高度なセキュリティで保護されているというメリットがあります。

（１）STSが提供開始するサービスについて

　STSでは、これまで培ってきた Azure の実績と経験、および独自に検証を進めてきたOpenAIおよび Azure OpenAI Service の技術に基づき、以下の2つのサービスを提供開始します。

①「Azure OpenAI Service」導入支援サービス

• 【概要】
  　ChatGPTをはじめ、GPT-3/3.5/4やCodexといった「Azure OpenAI Service」の導入支援サービスです。ユーザー企業の課題やニーズのヒアリング・分析、PoC、Azure OpenAI Service を用いたシステム開発、運用保守やチューニングまで、一貫してサポートします。
• 【本サービスのプロセス例】
  
• 【提供価格】
  個別見積もり

②「ChatGPT」導入支援サービス

• 【概要】
  　Azure OpenAI Service の中でも「ChatGPT」の導入支援に特化したサービスです。
  　ChatGPTはOpenAIによって開発された対話式AIで、文書の要約、生成、回答、対話などを行うことができ、既に多くの企業が導入に向けて積極的に取り組んでいます。一方で導入にあたっては、セキュリティ確保や、アカウントや権限の管理等が課題になるケースが多くあります。
  　本サービスでは、ユーザー企業ごとに作られた Azure 環境上で各ユーザー企業独自のChatGPT環境を構築することが可能です。このため、入力された文章などがAIの学習に使われることはなく、堅牢な環境でChatGPTが利用できます。また Azure Active Directory と連携することにより権限の管理が可能となるほか、ブラウザからのWebアクセスだけではなく、Microsoft Teams などMicrosoft製品、あるいはユーザー企業の保有のシステムに埋め込むことができるといったメリットがあります。
• 【本サービスのプロセス例】
  
• 【構成図例】
  
• 【提供価格】
  150万円～（税別）
  ※Azure 環境の構築、Azure Active Directory 認証連携、ChatGPT環境構築、監査証跡取得機能導入を含みます。価格は環境等により異なりますので詳細はお問い合わせください。また本サービスの利用にあたっては Azure の利用料金が別途必要です。

「Azure OpenAI Service」導入支援サービスおよび「ChatGPT」導入支援サービス ウェブページ
» https://www.cloud-koubou.jp/azure/azure-openai-serveice/

（２）STSが開始する社内業務効率化の実証実験について

　以下の2つのSTS社内業務について、Azure OpenAI Service を活用した効率化の実証実験を開始します。

①顧客問い合わせ対応業務効率化の実証実験

• 【対象業務】
  STSに対する顧客企業からの問い合わせ対応業務
• 【目的】
  
  • 問い合わせから回答までの時間短縮および効率化
  • 本実証実験でノウハウを蓄積することで、問い合わせや顧客対応の効率化を目指すユーザー企業に対する支援メニューに活用
• 【内容】
  
  • 問い合わせ内容の迅速な解析と回答候補の提示
  • 過去の問い合わせ履歴や関連資料をベースにしたナレッジの社内共有の促進

②システム開発効率化の実証実験

• 【対象業務】
  STSが顧客企業に対し実施するシステム開発業務
• 【目的】
  システム開発プロセスの効率化や品質向上、開発期間の短縮とコスト削減
• 【内容】
  
  • 設計フェーズ
    Azure OpenAI Service による要件定義支援、アーキテクチャ設計の効率化
  • 開発フェーズ
    コード生成や品質チェックの自動化、バグ予測や修正の支援
  • テスト・運用フェーズ
    テストケースのコード自動生成、テストデータの自動生成
    Azure OpenAI Service による効果測定や運用改善の推奨

　本発表にあたり、日本マイクロソフト株式会社　パートナー事業本部　サービスパートナービジネス統括本部　統括本部長　安藤 浩様よりエンドースメントを頂戴しております。

《 エンドースメントコメント 》
　日本マイクロソフトは、株式会社システムサポート様の「Azure OpenAI Service導入支援サービス」提供開始を心より歓迎いたします。
　Azure OpenAI Service は、言語とコードを深く理解した大規模で生成的な AI モデルを活用して、最先端のアプリケーションを構築するための新しい論理的思考と理解の機能を実現すると共に「責任ある AI」の実践により、エンタープライズレベルの Azure セキュリティを実現致します。
　株式会社システムサポート様の、Azure OpenAI Service を活用した、コンサルティング、開発、運用保守まで一貫したサポートにより、国内の企業や自治体におけるデジタルトランスフォーメーションの実現に寄与される事を期待しています。

日本マイクロソフト株式会社
パートナー事業本部　サービスパートナービジネス統括本部　統括本部長　安藤 浩

●株式会社システムサポートについて

　1980年の設立以降、ITシステムの企画から開発、運用・保守をワンストップで提供。近年ではデータベースやクラウド基盤、ERPパッケージなどの分野での技術力を強みとしています。オリジナルパッケージとしては、建て役者（建築業向け工事管理システム）やSHIFTEE（クラウド型シフト管理システム）、就業役者（勤怠・作業管理システム）を開発・販売。お客様のICT環境を支援するサービスを幅広い業界で提供しています。

本件に関する報道関係者のお問い合わせ先

株式会社システムサポート　経営企画部
城（きずき）
TEL:076-265-5151

※Microsoft、Azure、Microsoft Teams は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。