- 概要
- ダイゾー様が推進するビジネス変革の一環として導入したクラウド型AIプラットフォーム「ServiceNow」のHRSD(HRサービスデリバリ)分野における「ライフサイクルイベント」機能について、導入を支援いたしました。各種人事手続きの申請窓口をServiceNowへ統一すべくワークフローを再設計。これにより、申請プロセスの可視化と標準化を達成し、業務における属人化の解消および組織全体の生産性向上を支援しました。
- 支援内容
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- ServiceNow HRSD の「ライフサイクルイベント」機能を用いて、各種人事手続きの申請ワークフローを構築
- 各申請における必要手続きをタスクとして一覧化し、申請から完了までの流れを可視化
- 対象申請:産前産後休業、育児休業、出生時育児休業(産後パパ育休)、介護休業、結婚、離婚、入社、退社
- 利用
モジュール -
- HRSD(Lifecycle Events)
- Employee Center Pro
お客様の課題
- 事業部ごとに人事関連手続の実施方法が分散しており、組織共通の標準プロセスが存在しない。
- 手続きの一覧化・手順書等が未整備で、個々の担当者の知識に依存した運用となっているため、属人化が進んでいる。
導入効果
- 事業部間の運用差の解消と手続きの全社的な標準化を促進。
- 担当者依存の解消により、業務の安定稼働を実現。
- 申請の進捗と担当者ごとのタスク状況が可視化され、どの申請が誰のどの工程で滞留しているかを容易に把握できる。そのため、対応遅延の早期発見と適切なエスカレーションが可能となる。
選択理由
- ServiceNow を選択した理由を教えてください。
移行の背景(現状の課題)
- レガシーシステムの限界:
従来、社内ポータルおよび業務管理をNotesで行ってきたが、長期間バージョンアップが滞っており、保守環境に懸念があった。 - 将来的なリスク回避:
ベンダーによる製品事業の売却といった環境変化を受け、持続可能なプラットフォームへの刷新が急務となっていた。
選定のプロセス
- 当初の検討対象:
コスト等の観点から、国内の小規模なサービスなども含め幅広く検討を行った。 - 選定方針の転換:
一過性の対応ではなく、将来にわたって安定したプラットフォームが必要であるという結論に至り、市場信頼度の高い「グローバル標準」のサービスへ軸足を移した。
ServiceNow採用の決め手
以下の2点が、今後の全社DXを見据えたプラットフォームとして最適だと判断した。
- 堅牢な標準基盤(ベーステーブルの活用):
ゼロから全てを開発するのではなく、あらかじめ用意されたデータ構造やテンプレートを流用することで、高効率かつ堅牢なシステムを短期間で構築できる点。 - 柔軟な開発環境(ノーコード・ローコード):
専門的なプログラミング知識がなくてもシステムを構築・修正できる環境があることで、ビジネス環境の変化に応じて、現場主導で素早く業務フローを改善できる点。
- レガシーシステムの限界:
- STSを導入支援パートナーに選ばれた理由を教えてください。
選定の経緯
- 紹介元: ServiceNow社より紹介を受け、候補先として検討を開始。
- 決定の決め手: 弊社の予算感(コストの最適化)に対して、柔軟かつ真摯な提案があったこと。
パートナーシップの背景
単なる「発注者と受注者」の関係ではなく、互いに成長を促す「共創関係」を築くことで合意しました。
- 弊社の要望:
クラウド導入にあたり、コストを抑えつつ最大限のビジネス価値を生み出したい - STS社の状況:
ServiceNow HRSD領域の知見・実績を積み上げたいという強い意欲(チャレンジステージ)があった。 - 合意形成の内容:
STS社側は「若手メンバー」を主体としたプロジェクトチームを組成。
弊社側が「共に育成していく」というスタンスでプロジェクトに取り組むことで合意しました。 - 結果:
「ベンダーを育てる」という共同作業の意識を持つことで、双方向かつ活発なコミュニケーションが生まれました。STS側のメンバーの成長と、弊社のServiceNowに対する理解の習熟度が「同じ成長曲線」を辿るような伴走関係にあったため、弊社が必要とする情報をタイムリーかつ的確に共有することができ、相互補完的にプロジェクトを前進させることができました。
導入効果
- ServiceNow 導入後、どのような変化がありましたか?
運用プロセスの統一:
従来は事業部ごとに異なっていた運用ルールを標準化し、全社的な業務の平準化を実現しました。属人化の解消:
作業をタスクとして細分化・明確化したことで、特定の担当者に依存することなく、チーム全体で業務を遂行できる体制が整いました。進捗の透明化:
申請状況を可視化することで、業務の停滞箇所がリアルタイムに把握可能となり、ボトルネックの早期解消に繋がっています。
プロジェクト成功のポイント
- プロジェクト成功のポイントについて教えてください。
「標準機能の活用」と「利便性」の両立:
「ServiceNowの標準機能を最大限活用すること」と「ユーザーにとっての使いやすさを追求すること」という二大方針を明確に共有し、STSと緊密にコミュニケーションを取りながら合意形成を図れたことが、プロジェクトの成功要因となりました。実利用者の声を設計に反映:
総務担当者をはじめとする現場の利用者に、設計段階からヒアリングを実施しました。早期に現場の意見を取り入れることで、システム仕様と実務運用との乖離を最小限に抑え、スムーズな定着が期待できる仕組みを作ることができました。
今後の展望
- 今後、ServiceNow を用いて計画されていることはありますか?
今後はHRSD領域に留まらず、小型e-モビリティ「e-Neo」事業におけるCSM(カスタマーサービスマネジメント)領域へとServiceNowの活用範囲を拡大していく計画です。
今回の構築で培った標準機能を利活用するノウハウを活かし、顧客対応の迅速化とサービス品質のさらなる向上を目指します。
プロジェクト参画者コメント
本プロジェクトに携わることができ、大変光栄に思います。
今回は弊社にとっても初の「ライフサイクルイベント」機能導入プロジェクトであり、「ServiceNowの標準機能を活用しながら、ダイゾー様にとって使いやすい申請フローを実現する」という方針のもと、ダイゾー様のご協力を仰ぎつつ、構築を進めることができました。
このたびのプロジェクトで培った信頼関係を活かし、今後も安定運用をしっかりサポートさせていただきます。
弊社から参加したメンバーは若手が中心でしたが、本プロジェクトを通じてServiceNowの深い知見を得ることができ、貴重な成長の機会をいただけたことに心から感謝しております。
本機能の活用により、ダイゾー様の業務効率化が一層加速することを願っております。

写真左から:
株式会社ダイゾー 経営本部情報システム部 松山様
株式会社ダイゾー 経営本部本部長 情報システム担当 上席部長 酒井様
株式会社システムサポート 大阪事業本部 ビジネスコンサルティング事業部 マネージャ 森山
株式会社システムサポート 大阪事業本部 ビジネスコンサルティング事業部 岡田
■STSのServiceNowへの取り組みについて
STSは2015年より、10年以上にわたり数多くの導入支援を手掛けてまいりました。プロセスコンサルティングから導入、テクニカルサポートまで、包括的なプロフェッショナルサービスを提供しています。高品質なサービスを継続的に提供するため、エンジニア育成にも注力し、ServiceNow認定資格取得数は国内トップクラスを誇ります。この豊富な経験と確かな技術力で、お客様の多様なニーズに対して、ビジネスの継続的な成長を強力に支援します。
また、豊富な経験を凝縮し、スモールスタート&クイックインにフォーカスした導入テンプレート「Supportas Plus」も展開中です。
「お客様と共に未来を創る」を理念に掲げ、課題解決にとどまらず、その先の新しい価値創造を目指し、柔軟な発想で、業界や規模を問わず、あらゆるお客様にとって信頼される長期的なパートナーであり続けます。
STSの提供する「ServiceNow導入支援」
https://www.sts-inc.co.jp/servicenow/
STSの提供するServiceNow オファリングサービス「Supportas Plus」
https://www.sts-inc.co.jp/products/product_supportas-plus.html
- 業種
- 総合製造業
- 企業説明
- 1936年に「大阪造船所」として創業。バルクキャリア建造で培った高度な造船技術のDNAを受け継ぎ、現在は子会社の大島造船所とも連携しながら、造船事業部ではタグボートの製造を手掛けています。 さらに、ものづくりへの情熱を礎に多角的な事業を展開しており、国内パイオニアであるエアゾール事業(OEM)、大手自動車メーカーをはじめ産業界を支えるニチモリ事業部(特殊潤滑剤)、都市インフラを担う陸機事業部(駐輪設備)を展開しています。近年では次世代の小型3輪EV「e-Neo」の開発・販売など、確かな歴史を守りながら、先進技術で社会に貢献する総合製造業です。
- お客様
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株式会社ダイゾー
経営本部本部長
情報システム担当
上席部長酒井様
株式会社ダイゾー
経営本部情報システム部松山様